2018/03/31 東京交響楽団のブルックナー
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」 WAB104
(1888年版/2004年コーストヴェット校訂版)
指揮:マーク・ウィグルスワース
ヴァイオリン:ジェニファー・パイク
東京交響楽団
@サントリーホール
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春めいた土曜日は、散りかけの桜をみつつ、スヌーピーミュージアムに行き、それからブルックナー。スヌーピーは『恋ってすばらしい。』という展覧会でとても純粋な恋の姿を見せつけられてほっこり。
ブルックナーは2004年コーストヴェット校訂版という見慣れない文字が踊っていますが、いわゆる評判宜しくない改訂版の校訂版という代物。
カットあり、継ぎ接ぎ感あり、シンバルありという5番シャルク版的な奇妙な世界が待っていますが、そこはロジェストヴェンスキーやクナッパーツブッシュのような巨匠たちが補って巨大な演奏を聴かせてくれるように、マーク・ウィグルスワースに期待をしたのですが…
快速、揺れ、煽り…いやはや、激的なブルックナーでした。版にもまして本当に別の曲。思っていたのとはだいぶ違う仕上がりで少し残念でしたが、ブルックナーの持つ迫力を一点に集中させて爆発させたとおもえば良いでしょうか。意外と聴き応えがったのは事実です。
こちらのスクロヴァチェフスキの演奏には改訂版の要素が盛り込まれています。4楽章のシンバルに使い方などこれを期待していたのですがだいぶ違っていました。
春めく六本木、期間限定でサントリーホールの屋根にあるお庭が開放されていました。
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